第7章 糸と糸
【原田視点】
酒が強いと聞いていたが、
さんはアセロラサワーをコップ半分くらい
飲むと眠ってしまった。
きっと疲れがたまっていたんだろう。
原田
「.....可愛いなぁ。」
そんなの横に、
ちゃっかり横になってみる。
原田
「ん?なんか良い香りがする..」
小さい寝息に、
少し染まった頬。
まだ若くてメリハリがある身体が、
俺の柔な場所を刺激する。
(駄目だ...離れねぇーと。)
このままじゃ、高田と同じ事を...
俺は、
さっきまでいた窓際の椅子に移動すると
窓にハゲ頭を映した。
(どうすっかな....ハゲ頭....)
を俺の嫁にする為、
俺は髪の毛を必ず一本生やしてみせると、
夜の江戸の街のネオンに誓った。