第7章 糸と糸
逃げないと安心したのか、
お部屋に到着すると、
原田さんは私を床におろした。
原田
「よしっ!窓際に行ってみるか!!」
「はい(*´ω`*)ノ」
(...さっき言ってたこと、
本当だったんだ(*´ω`*)
原田さん、疑ってごめんね💦)
高田さんの事があったから、
もしかしたら原田さんもなんて思っていた部分が
あったけど...
原田さんはそんな人じゃなかった。
いよいよ窓際に到着すると...
「うわ〜!!!
凄い!凄いですね!ターミナルも見えて...
あっ!あそこが歌舞伎町ですね!
あっ!あそこは....」
私の眼前には、
すごく綺麗な夜の江戸が広がっていた。
原田
「...、お前って....」
「え?」
気づけば原田さんは、
夜景ではなく私の事を見つめていた。
(あっ💦ついはしゃぎ過ぎちゃったから
ひかれちゃったかな💦)
「あっ...声、大きかったですよね💦
す、すみません💦」
原田
「は?
いやいや違うって..俺が言いたかったのは、
お前ってそんな風に笑えたんだなって思ってな。」
「(・・)え?」
“バサッ”
原田さんは、
側のベッドに腰をおろした。