第7章 糸と糸
原田
「え!?」
原田さんは、
全然気付いていなかったのか
急に辺りを見渡して焦り初めた。
(解決...できないよね(^_^;))))
私は、そんな原田さんに救いの手を差しのべる事にした。
いや、別に私が救わなくても“同僚”がくるから
別に問題ないのだけど...
原田さんが“悪い人”だって勘違いされたくない。
「原田さん、とりあえず私を降ろしてください。」
原田
「い、い、嫌だ!」
少し大きな声で嫌がったから、
尚更、回りの人達が慌て出す。
人
「その女性を離せ!!」
(まずい...原田さんマズイよぉ!)
私はこれ以上、原田さんを刺激しないように、
原田さんの耳元に口を近づけて話す。