第7章 糸と糸
原田
「...。」
そんな私の横に原田さんが立った。
「...はぃ..」
原田
「甘ったれてんじゃねぇーよ。」
「(゜〇゜;)?」
低い声で予想外の声をかけられた。
原田
「高田は罪を犯した。
に一生をかけても償えない事をした。
それなのに、
お前が自分の気持ちに反して
“なに偽善者”ぶってんだよ!」
「!!」
(偽善者ぶってる....)
原田
「あんな奴に温情かけるくらいの余裕があるなら!
山田達の事を気にかけてやれよ!!
仲間を折檻し続けて平気な奴がいると思うか?!
心を鬼にしてやってんだよ!!
お前が取り乱してどうすんだよ!!」
「.......」
言ってる事は凄くよく分かるけど...
だけど...
原田
「ハッキリ言っとくがな!
お前は何にも悪くない!!
“私が悪い”なんて考えはやめろ!!
お前が私が悪いなんて言ったら、
山田達が今してる事は、
ただの殺人になるんだぞ!」