第6章 復帰
道端では、なかなか聞けない効果音に私は驚き
下を向いていた顔をあげて前を見た。
すると...
斎藤(プラカード)
[さん!
いろいろと思うところはあると思うが、
屯所に戻った方が良い!!]
斎藤さんは、背中を月光に照らされながら
凄い怖い顔をして、
文字が書かれているプラカードを私に見せてきた。
(なんか...
さっきの首振りのテンションと、
文字のテンションと、
表情のテンションが、なんで全部違うの?💦)
プラカードで言葉を交わしてくれるのは嬉しいけど、
正直混乱しかない。
「...嫌です...
戻りたくないです...」