第6章 復帰
山田
「...真中...佐々木...
連れていけ。」
「!!」
山田さんは私の土下座を無視して
部下に命令をした。
真中
「(*`・ω・)ゞ」
佐々木
「("`д´)ゞ」
“ガチャ”
山田さんが高田さんの牢の錠を外すと、
部下達が一斉に入り...
“グイッ”
山田
「う”ぅっ....」
「!!」
山田さんは
身体に力が入らないのか抵抗はせず、
部下に引きずられていった。
「あっ!あっちは!!」
そうあっちは...
“通称、最期の部屋”だ。
「山田さんっ!山田さんてば!!!
被害者の私がやめてって言ってるんですよ!💦
山田さん!お願いします!!高田...」
山田
「...ハッキリ言っとく。
お前は被害者でもあるが、
“強姦魔”と知っておきながら
隠してた上に、今回の事件のことも
もみ消そうとして。
もしかしたら最初から、
コイツが何をしたかお前がハッキリ言ってたら
今頃、刑務所ではあると思うが、
高田は元気にしてたんだぞ!」
「!!」
胸...心がズキッと痛む。
(私のせい....)
「.....」
山田
「....ッ...」
私のせいで高田さんが死ぬ...
あんなに憎くて、気持ちが悪かったのに
死んではほしくなかった...