• テキストサイズ

Vampire kiss(太輔)

第5章 ヴァンパイア


ー主人公視点ー


体が焼ける様に熱い。


体の中から何かが溢れ出てくるみたい………



「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…………」




震えが止まらない………




太輔「ちゃん、大丈夫?」



心配そうに声をかけてくる太輔くん。




「いゃーぁぁぁ!!!!!」




気が遠くなりそうになった途端、焼けるような熱さがすーっと引いていった。





「はぁ、はぁ、はぁ………」



私はゆっくりと顔を上げ、太輔くんを見た。



太輔「…………ちゃん?」



太輔くんは驚いた顔をした。

私を見た他のみんなも、驚いていた。



「私、変?」



みんなが一斉に首を横に振る。



「じゃあ、どうして驚いた顔をしてるの?」



無言で鏡を差し出す木村さん。

鏡を覗き込むと………


「あれ?写らない」
太輔「鏡に意識を集中して」



意識を集中して、もう一度鏡を見る。



「こう?………あっ、写った………って………これが………私?」



そこには見慣れたいつもの私ではなく、新しい私が写っていた。



太輔「ちゃん…………、綺麗だよ」
「あ、ありがとう///」
宏光「はいはい、見つめ合うのは2人だけの時にしてね(笑)」
裕太「すぐ2人の世界に入るんだから」
高嗣「暑い、暑い」
健永「コンサートの時より、ここ暑くない(笑)」
俊哉「羨ましいぞ、お2人さん(笑)」
渉「いやーいいねぇ(笑)」
「///」


笑顔のみんなに囲まれていると、これで良かったんだと思える。



やっと本当の仲間になれた………そんな気がした。



/ 48ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp