第2章 想い
「でも、歌やお芝居で人を元気にするのが仕事って、かっこいいよね。尊敬するよ」
太輔「えっ?」
改めて仕事の事でそんな風に言われると、なんだか照れてしまうかも……
「だって私にはできないことでしょ。職場の人が太輔くんの話をしていた時の顔は、本当に幸せそうだった。そんな風に人を喜ばす事ができるのは凄いと思うよ」
太輔「ありがとう。そんな風に言ってくれて嬉しいよ」
「えへへ///」
俺にとっては、ちゃんの笑顔を見る事が幸せなんだけどなぁ……
太輔「そうだ。もうすぐコンサートツアーやるんだ。ちゃん、よかったら見に来ない?」
「えっ、行ってもいいの?」
太輔「もちろん!メンバーにも紹介するよ」
ちゃん嬉しそうに頷いた。