第2章 リーダーと松潤
小さな頃から 自分の脚が嫌いだった
たいして運動なんてしてねぇし
走ったりもそんなに得意じゃねぇのに
ふくらはぎだけ ボクシングの選手みたいに筋肉質で
相葉ちゃんはJrの頃からヒョロヒョロで筋肉ついてもすらっとした脚で
ニノは小柄な身体にあった 太くもなく細くもない脚で
翔くんに関しては
小さい頃は本当にガリガリのチビ助で筋肉のきの字も無くて
成長するにつれジムなんかに通って無駄に筋肉つけたけど
脚だけは どうしてか細い
おいらだけ
背も小さいし どっちかっていうと華奢なほうなのに
どうしてか ふくらはぎだけ
ずっと嫌いだったんだ
そしたら
振り付けやってる時に松潤が言ってくれたの
『大野さんの脚 俺好きだよ』 って
あのステップは この脚だから出来るのかな
羨ましいよ
俺ももっと努力しなくちゃ って
松潤にしてみれば何気無いひと言だったんだと思うけど
おいらは めちゃくちゃ嬉しかった
だから言ったのに
翔くんのばか