第2章 story Ⅱ
「…鷹、その顔は…反則。」
「…なっ、なにいっ…!」
顔を真っ赤にさせ、涙ぐむ瑞希に笑いながらキスをした。下から突き上げる力も強くなり、お互いを求め合うかのように無我夢中になっていた。浅見の息遣いが荒くなる頃には何度もイってしまい、最後には気を失っていた。
頭を撫でられる感触で目を覚ますと、浅見に支えられてる事に気付いた。そのまま動かずに居てくれていたのだろう。瑞希は上半身を起こす。
「あ…浅見…。すまん…、重かっただろ?」
「ん?ちょっとだけ。」
「素直だな。」
二人は忍び笑う。浅見は瑞希の頬を両手で包み、目を見つめた。