第17章 噂の白浜くん
奈々とのお昼時間を終えた冬華は次の授業のため科学室に移動していた。すると_____
「うわぁ!イテッ!」
「キャッ!」
廊下の曲がり角で前の人とぶつかった。
「わわわわすみません!!僕の前方不注意で!」
「ううん、私の方こそ!大丈夫?怪我してない?」
「全然!なんてことありません!」
ぶつかった相手が起き上がり目が合った。
黒髪のセンター分けで少々癖毛、左目の下には絆創膏を貼ってる男の子。
お昼に奈々から聞いた特徴に当てはまっている。
「君、もしかして白浜兼一くん?」
「え!僕のこと知ってるんですか!?」
「うん、噂で聞いたことあって…なんでも不良集団を腕っぷしで成敗してるとかなんとか」
「ええ!あーもう絶対新島の仕業だなぁ!アイツめ、本人のいないところで変な噂流しやがってぇ…」