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LOVE*CHOCO*KISS‼︎ 〜HQバレンタイン企画〜

第20章 《赤葦》強引な君に心惹かれて





次の時間は数Bだ


私も、一応特進クラスに入っているだけあって、数学は何故か得意なのだ。私は少しワクワクしながら次の授業の準備を始めた



____________________________




先生「ここは、数2で習ったとこの応用として、この公式を当てはめると~」


先生が黒板に板書をしながら説明を言う
私達はそれを聞き逃さないように集中している







先生「はーい、じゃあ、問15を周りの人と相談しながら解いてみろ~」


先生がそう言ったので周りがガヤガヤと騒がしくなる。


私はと言うと、もう既に終わっていたので暇だ



その時、ふと視界の端に赤葦君のペンが止まっているのが見えた。まぁ、席が隣なのだから、見えて当たり前なのだが…

この問題の1番ややこしい部分で悩んでるようだ


まだ周りはガヤガヤと騒がしい
さっきの今だし、私は何となく声をかけた



「そこ、a=4分の3b´の解を当てはめると出てくるよ」

赤葦「……え…………あ…本当だ」


何かに気づいた赤葦君は、計算の続きを書き進めていく。一言でここまで分かるか?普通


「そそ、そうしたら、①の式から引いて……」

赤葦「……(カリカリカリ……)」


赤葦君は無言で最後まで書き終えると、こっちに向き直って微笑みながらこういった


赤葦「小鳥遊さんって、数学得意なんだ。教えるの上手だね」


その微笑みがなんともイケメンで私は慌てながら返した


「そ…そうでもないよ……教えるのは得意じゃないし」


そう言うと、赤葦君は"俺は全然そう思わないけどな~"と呟いていた







その時、









先生「じゃあ…この問題を………小鳥遊。黒板に書いてくれ」


先生が、私の名前を呼ぶ
いきなり過ぎて驚く


「え……あ、はい」




その後、先生に見事に当てられたのだった



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