• テキストサイズ

目の前に現れたのは王子様?

第4章 苦渋の決断




数分前

「いい考えを思いついたぞ。」

『帰る方法でも思いつきましたか?』


私はイラついた口調で返答する。


「帰る方法は思いつかんが、いい方法だ。乗るかどうかはお前次第だが。」

『は?』


帰る方法じゃないのにいい方法?全く理解不能だ。


「俺がお前の恋人、いや、婚約者となってやろう。その代わり俺をここに住まわせろ。いい考えだろう?」

『………はあ!?』


いい考えというから一応聞いてみたが意味がわからない。そんなの王子側にしかいい事ないじゃないか。


「この交換条件を呑め。そうすれば、男は追い払ってやる。」


ちょいちょい命令口調なのがムカつく。でも、あいつを追い払えるのはかなりでかい。

そして、悩んだ末の苦渋の決断の結果今に至る。







/ 63ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp