第2章 つまさき立ちの恋【跡部景吾】
既に濡れそぼった秘部は、奥から溢れ出る蜜で更に下着をぐっしょりと濡らしてしまう。
跡部「濡らし過ぎだろ…そんなに俺様を待ち望んでやがったのか、アーン?」
名前「ふ…っ…んん…」
耳元に近付くと甘く…でも僅かに危険な妖しさを含んだ声音で囁かれ、身体の力が抜ける様な感覚を覚えた。
微かに耳を掠める生暖かい吐息に、擽ったさに似た快感が背筋を走る。
不意に下着をずらし、私の秘部に彼の手が直接触れた。
実際には聞こえやしないのに、濡れそぼった其処は彼の指が蜜壷へと侵入して来た瞬間…ぐちゅ、という水音が部屋中に響いた様な気がした。
名前「アッ…ゃ……あぅ…んぁあっ」
跡部「大胆な事をする割に初心な反応だな…まあいい、そろそろ挿れるぞ…っ!」
私の様子を一度は不思議そうに目を細めるも、フンと鼻で笑えば下着は脱がさずにずらしたままで自らのモノを私の秘部へと宛がった。
そうか…私、彼とちゃんと話す事もしない内に…しかも告白もしてないし彼が私を好きでもない。おまけに、彼には心に決めた人が居るというのに私は彼に処女をあげるのか…。