第8章 修学旅行の時間
不良「...フン中学生がイキがんな」
また慌ただしい足音がドアの向こうから聞こえてきた
不良「呼んどいた友達共だ
お前らみたいな良い子ちゃんはな見たこともない不良共だ」
重苦しいドアが開かれてそこから見えてきたのは見たこともない不良
ではなく殺せんせーと手入れされた不良だった
貴女「殺せんせー!」
殺「遅くなってすみません
この場所は君たちに任せて他の場所からしらみ潰しに探してたので」
渚「何その黒子みたいな顔隠しは」
殺「この顔が暴力教師と覚えられるのが怖いのです」
世間体気にしすぎ(苦笑い
不良「先公だと!?ふざけんな」
不良達は殺せんせーに殴りかかった
殺「ふざけるな?先生のセリフです
ハエが止まるようなスピードと汚い手でうちの生徒と美羽に触れるなどふざけるんじゃない」
今、名前呼び捨て
死神『汚い手で僕の彼女にさわらないでください』
美羽『ごめん、ちょっとドジった』
うっ頭がいたい 今のは昔の記憶?
殺「さて私の生徒達よ彼らを手入れしてあげましょう
修学旅行の基礎知識を体に教えてあげるのです」
いつの間にか不良達は鈍器もとい修学旅行のしおりで生徒たちに殴られてすべてが終わっていた
私は先生に手の縄をとってもらいさっきの呼び捨ての理由を聞いた
貴女「なんでさっき私のこと呼び捨てしたんですか?
いつもは美羽先生なのに」
殺「にゅそれを聞きますか
...ただとっさに言ってしまっただけです
もしかしてさっきはそれを考えていて上の空だったんですか?」
貴女「えっ気づいてたんですか!?
それもあるんですけど、たぶん昔の記憶みたいなのが流れてきてちょっと頭が痛かったので」
体が記憶を思い出すことを拒否しているのかな
殺「だんだん記憶が戻ってきているということですか」ボソ