第7章 中間テストの時間
~中間テスト当日~
中間テストは全校生徒が本校舎で受ける決まりとなっている
つまりE組だけアウェーでの戦いになる
貴女「生徒たち大丈夫ですかね?」
殺「どうでしょう、こないだまで底辺の成績だったとしても今は私達の生徒です
ピンチの時にもちゃんと我が身を守ってくれる
そんな武器を彼等に授けてきましたから
生徒たちを信じましょう」
貴女「そうですね!でも...何かすごく嫌な予感がしてるんです」
~テスト返却~
E組のテストの点数はさんざんなものだった
テスト二日前に全教科出題範囲を大幅に変えられ
E組には伝達がされてなかったのだ
やはりこの学校は一筋縄ではいかない
とくに浅野理事長、あの人は自分の教育主義のためには手段を選ばない
貴女「みなさん、ごめんなさい」
殺「先生の責任です
この学校の仕組みを甘く見すぎてたようです
君たちに顔向けできません」
とても申し訳ない気持ちでいるといきなりナイフが飛んできた
カルマ「いいの~?顔向けできなかったら俺が殺しに来んのも見えないよ」
殺「カルマ君!!いま先生は落ち込んで」
カルマ君は紙を投げた
見るとカルマ君のテストだった。しかもほとんどが90点台、数学に至っては100点だ
カルマ「俺の成績に合わせてあんたと美羽先生が余計な範囲まで教えたからだよ
だけど俺はE組出る気ないよ
前のクラスより暗殺の方が全然楽しいし
で、あんたはどうすんの?全員50位に入んなかったって言い訳つけてここからシッポ巻いて逃げちゃうの?
それって結局さぁ殺されんのが怖いだけなんじゃないの?」
「なーんだ、殺せんせー怖かったのかぁ
其れなら正直に言えば良かったのに[怖いから逃げたい]って」
殺「にゅやーッ!!逃げるわけありません!!期末テストであいつらに倍返しでリベンジです!!」
貴女「殺せんせー!一時はどうなることかと思いましたが残ってくれて良かったです」
殺「あんなに挑発されたら逃げるわけにはいきませんからねぇ」
今回の事私達は壁にブチ当たった
でも、次は絶対に負けない!