第5章 毒の時間
殺「お菓子から着色料を取り出す実験はこれで終了!!
余ったお菓子は先生が回収しておきます」
奥田「あ...あのっ先生
毒です!!飲んでください!!」
殺「....奥田さんこれはまた正直な暗殺ですねぇ」
奥田「わ私みんなみたいに不意打ちとかうまくできなくて
でもっ化学なら得意なんで真心こめて作ったんです!!」
殺「それはそれはではいただきます」
((飲んだ!!))
殺「!!こっこれは...」にゅ
((なんかツノ生えたぞ))
殺「あと2本あるんですねそれでは
うっうぐぁぐぐぐ...」バサッ
((今度は羽生えた!!無駄に豪華な顔になってきたぞ))
殺「では最後の1本」ドクンドクン
((どうなる!?最後はどうなるんだ!?
....真顔になった 変化の法則性が読めねーよ))
殺「奥田さん
生徒1人で毒を作るのは安全管理上見過ごせませんよ
放課後時間があるのなら一緒に先生を殺す毒薬を研究しましょう」
~放課後~
貴女「それで何で私まで一緒に?」
あまり理科は得意ではないのに殺せんせーに毒薬作り
を手伝わされています
殺「君は理科の成績は素晴らしいんですけどねぇ」
奥田「...はい でもそれ以外がさっぱりで特に国語が...」
確かに国語は古典の複雑な感情表現や何が正解か分からないで苦手な人は多いんだよなぁ
どうやったらうまく生徒に理解してもらえるんだろ
教師って難しいな
奥田「でも構いません
数学や化学式は絶対に正解が決まってるから
私には気の利いた言葉遊びも細かい心情を考える作業も必要ないんです」
殺「では、そんな君に先生から宿題をあげましょう」
貴女「私からも!詐欺師が電話で騙すときにどんな言葉を言えば騙せるか考えてきて」
ちょっとずつでも国語に慣れ親しんでほしいな
きっと得意な理科にも活かせるときがくるから