第6章 6話

切島のおかげで落ち着きを取り戻した緑谷は切島のネガティブになった言葉に返答した。

（緑谷）
｢僕は凄くかっこいいと思うよ！
プロにも十分通用する個性だよ！｣


（切島）
｢プロなー！！
しかしやっぱヒーローも人気商売なとこあるぜ？！｣


緑谷と蛙吹、切島の3人が話し始めたのをきっかけに車内の至る所で個性の話になった。

（青山）
｢僕のネビルレーザーは派手さも強さもプロ並み。｣


（芦戸）
｢でも、すぐお腹壊しちゃうのはヨクナイね！｣


青山は芦戸に言われた事で今日1日のうちには元気を取り戻せないような、なんとも言えない顔になってしまった。



（切島）
｢派手で強えっつったらやっぱ爆豪と轟だな。｣



（爆豪）
｢ケッ｣


（蛙吹）
｢爆豪ちゃんはキレてばっかだから人気出なさそ。｣


（爆豪）
｢んだとコラ出すわ！！！！｣


（蛙吹）
｢ほら。｣


（上鳴）
｢この付き合いの浅さでクソを下水で煮込んだような性格と認識されるってすげえよ！｣

（爆豪）
｢てめぇのボキャブラリーは何だコラ殺すぞ！！！！｣



（上鳴）
｢逆に彩夏は人気出そーだもんなー、クソ煮込み下水野郎とは違って。｣


（爆豪）
｢はぁぁあ？！俺の方があいつより上だ！！！！｣


（切島）
｢いやー、でも実際体力テストのとき爆豪負けてるもんなー
彩夏も強そう。｣



今まで車内で騒いでも何一つ言わなかった相澤が突然、

（相澤）
｢もう着くぞ。
いい加減にしとけよ...｣


と、一同を黙らせた。