• テキストサイズ

【ヒロアカ】ImageHero Dream

第4章 4話



(彩夏)
「えーーーーーっと、本当に申しわけないんだけど君の名前分からないんだよね。教えて貰ってもいいですか?」



(?)
「あぁ、轟だ。」



(彩夏)
「轟くんか、わかった。教えてくれてありがとう。

私、お弁当なんだけど轟くんは?」


(轟)
「俺は食堂だ」



(彩夏)
「じゃあ食堂行こうか。



で、どうして誘ってくれたの?」


(轟)
「聞きてぇことあったから」


その言葉に彩夏は息が詰まりそうになった。


(彩夏)
「ッ!!...そう。何?」


(轟)
「相澤先生が言ってだろ、手抜いてるって。あれ、本当か?」



(彩夏)
「!!!!......そんな訳ない、あれが私の精一杯だったよ。

轟くんも見てたでしょう?私が投げた照明弾外れたところ」


(轟)
「だが、他のクラスメイトは全員オールマイトにミスを指摘されてたんだぞ?

それに対して相澤は“照明弾を外す”ってこと以外ミスは侵してねぇんだ。

しかも、同じグループで同じように褒められた飯田にも“かたい部分はあった”って言われてた。

昨日初めて戦闘訓練を行ったはずなのに。
1人だけ手馴れてた。ヒーロー側の思考が筒抜け。


おかしくねぇか?」


これだけを言い切った轟と何も言えない彩夏はランチラッシュが切り盛りしている食堂にたどり着いた。



(相澤)
「たまたまだよ...轟くんは私を買いかぶりすぎてる。


何か買うんでしょう?列混んでるみたいだから並んできたら?
私、席取ってるから」



(轟)
「...わかった。」


彩夏と轟が離れたその瞬間。




ウウーーーーー


(彩夏)
「警報...?!」



《セキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんは速やかに屋外に避難してください。》


(彩夏)
(セキュリティ3って確か1番奥のセキュリティだったはず。そこが破られるってことはかなりのやり手の敵が侵入したってこと───


あぁだめだ、さっきの轟くんとの会話で私の頭が追いつかない。


何とかして屋外に出て応戦しないと。
いや、でもコスチューム...そんなこと言ってる場合じゃないし───)




彩夏が気力を保てていたのはここまでだった。


/ 173ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp