第3章 3話
飯田はそのまま突っ込んでくる麗日と対峙しようと思っていたが、麗日は浮いて核の方へと飛んでしまっていた。
(麗日)
「負担の大きい超秘です!」
後は個性も解除したし、落ちるのを待つだけとなった麗日。
しかし、速度よりも早く飯田が個性を活用し核に追いついて守っていた。
DRRRRRRR
(麗日)
「なーーーーーーー!!!!」
ゴロンゴロン
(麗日)
「ぎゃん!!」
( 彩夏)
「お茶子ちゃんの個性は触られない限り脅威じゃない。」
(飯田)
「このまま時間いっぱい粘らせてもらうぜ!ぐへへへへへ!」
(麗日)
「ぬぅ...デクくん頑張ってるのに...!
もう1回!!!」
(彩夏)
「お茶子ちゃん根性ある!!
でも、負けない。」
《create》
相澤は個性で“照明弾”を作っていた。
それを麗日の正面に投げようと思ったが、相澤は位置座標メガネを奪われていたため正確な場所に投げることが出来なかった。
その照明弾は威力はとても小さく最小限の光が放たれる程度。
それがずれてしまえば敵にとってはあまり意味の無いものになってしまう。
照明弾は麗日の正面より右にずれてしまい麗日はあまりダメージを受けなかった。
(麗日)
「何今の...?!」
(彩夏)
「くっっっっそ!!!ズレた!ごめん、飯田くん!」
(飯田)
「いや、大丈夫だ!向こうも少し混乱していることには変わりはない!」