第2章 2話
クラスメイトの方へ走っていき、すぐ近くにいる飯田に話しかける
(彩夏)
「ねぇ、順位発表って何の順位...?
もしかしてだけどさ...体力測定の?」
(飯田)
「そうだぞ!!因みに、最下位は除籍処分だそうだ。」
(彩夏)
「ねぇ、まじ?」
(上鳴)
「まじまじ!!」
早速か...と彩夏はため息をつきながら伸びをした
(相澤)
「んじゃ、パパっと結果発表。
トータルは単純に各種目の評点の合計した数だ。
口頭で説明すんのは時間の無駄なので一括開示する。」
(相澤)
「因みに除籍は嘘な。
君らの最大限を引き出す合理的虚偽」
(飯田・麗日・緑谷)
「は───────!!!??」
(八百万)
「あんなの嘘に決まってるじゃない...少し考えればわかりますわ...」
八百万の言葉に彩夏は
(彩夏)
「途中まで彼は絶対本気だった」
とボソリと呟いたが
一斉開示の順位の事で周りは騒ぎ出していたため、誰にも聞かれることは無かった
1位:相澤彩夏
2位:八百万百
3位:轟焦凍
4位:爆豪勝己
5位:飯田天哉
6位:常闇踏陰
7位:障子目蔵
8位:尾白猿夫
9位:切島鋭児郎
10位:芦戸三奈
11位:麗日お茶子
12位:口田甲司
13位:砂糖力道
14位:蛙吹梅雨
15位:青山優雅
16位:瀬呂範太
17位:上鳴電気
18位:耳郎響香
19位:葉隠透
20位:峰田実
21位:緑谷出久
(相澤)
「そゆこと。これにて終わりだ。教室にカリキュラム等の書類があるから目ぇ通りとけ。」
(相澤)
「緑谷。リカバリーガールのとこ行って治してもらえ。明日からもっと過酷な試練の目白押しだ。
あ、あと相澤。
ちょっと。」
(彩夏)
「え、私?」
(飯田)
「相澤という人はこのクラスに君しかいないぞ!」
彩夏の言葉にバカ正直に答えた飯田の声がグラウンドに響いた