第1章 1話
中学校に行くと、担任の先生だけじゃなくて校長先生まで出てきてくれていた。
垂れ幕を作らしてくれと言われたが丁重にお断りさせてもらった。
そして、これから半年学校を休ませてくれ。という事とクラスのみんなには進路を教えないでくれ。というお願いをすると、校長先生は少し渋っていたが消太にぃが説得し、この事は口外禁止となった。
でも、雄英体育祭──────かつてのオリンピックに代わる日本中の人が視聴する体育祭に出場することでバレてしまうかもしれない。
その時はまぁ、その時で。と消太にぃが言った。
負けるかもしれないですし、と。
負けたくないなぁそんなことを思ってみたり。
でも、創造しか使っちゃダメなんだろうなぁ...あーあ。と思っていたらもう、家の前だった。
(相澤)
「ほら。さっさと入れ」
(彩夏)
「え、あぁ
うん。ごめん」
彩夏の浮かない顔をみた相澤が
(相澤)
「やっぱり、ヒーロー辞めとくか...?」
と、申し出る
(彩夏)
「うううん。やるよヒーロー。
根津さんにもヒーロー名考えてもらったし。
消太にぃは私がヒーローになるの反対...?」
(相澤)
「.......してないが。
あの時に自分は死んだ。とか言うのはやめてくれ...」
玄関で彩夏は相澤に抱きつかれた
きつく抱きしめてくる相澤に彩夏は最初驚いていたが、少しすると彩夏も相澤に抱きしめ返した
(彩夏)
「ごめん、消太にぃ...
消太にぃが言って欲しくないなら言わない。」
(相澤)
「あぁ」