第1章 1話
(根津)
「そうだなぁ
こういうのはどうだい...?
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Dream!!!」
イメージは分かるけど、なんでドリーム???
と、彩夏は心の中で疑問に思う
それを考えていたのは彩夏だけではなかったようで相澤は根津に直接聞いていた
(相澤)
「...校長。
何故ドリームなんですか?」
(根津)
「それはね、彩夏。
君はみんなの夢【ドリーム】だからさ!!!
君は夢を現実にする力がある!
あっロマンチシズムとかの方が良かったかな?!?!」
いや、ドリームの方がいい。
根津さんが私の事をそんなふうに思ってくれていたなんて。
彩夏は先程は死んだ魚のような目をしていたが段々生気を取り戻してきていた
(彩夏)
「いえ...ドリームでお願いします。
いいかな、消太にぃ」
(相澤)
「...いいんじゃねぇのか、ドリーム。
呼びやすいし、合理的だ。」
(根津)
「じゃあ、それで決まりさ!
後は全部こちらに任せてもらえれば問題ない!
君たちは今日中に中学校に行ってきなさい。」
(彩夏)
「君たち...?
消太にぃは今日お仕事なんじゃ....」
(相澤)
「いや、大丈夫だ。一緒に行こう」
私の為にお仕事を疎かにしていい理由にはならないから、と彩夏は相澤に断りを入れたが
(根津)
「大丈夫さ!相澤君は今日休みだから!」
と、根津が代わりに彩夏の言葉に答えた
(彩夏)
「消太にぃ!!!今日お休みだったの?!?!」
(相澤)
「...校長
はぁ...だから言ったじゃないですか。
言わないでくれって」
(根津)
「あぁ。すまないね。
彩夏、相澤君。
まぁいいじゃないか。早く中学校行っておいで。」