第9章 9話
(マイク)
『さぁゾクゾクとゴールインだ!
順位等は後でまとめるからとりあえずおつかれ!』
会場の隅の方に彩夏は座り込んでいた
なんせ、緑谷達がゴールしに来るまで長い長い間"個性”を使って自身を透明化していたのだ
集中力がかなり落ちてきている
彩夏はふぅぅぅぅぅ...と息を吐ききり深呼吸をする
(彩夏)
「よし...」
と、彩夏のコンディションが先程よりかは上がったその時
(ミッドナイト)
「ようやく終了ね
それじゃあ結果をご覧なさい!」
1位 緑谷出久
2位 轟焦凍
3位 爆豪勝己
·
·
·
·
·
·
·
·
·
·
·
·
·
·
·
19位相澤彩夏
·
·
·
·
·
ゴールに入る人数を数えていたため最初から順位は分かりきっていた彩夏
ほかの人が喜んだり、悔しがったりしている中彩夏はぼーっとミッドナイトの方を眺めていた