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【ヒロアカ】ImageHero Dream

第8章 8章



(彩夏)
「じゃあ、根津さん
こんなものでいいかな?」

(根津)
「あぁ!大丈夫さ!あとは頼んだよ」


ヒーロー基礎学の授業、2時間とも出席しなかった彩夏は帰りのHRが終わったであろう時間になったため校長室を退出した



通り過ぎたどの教室もほとんどの生徒が教室内にはおらず、廊下はごった返していた


それでも、一際ごった返していた教室は1年A組

彩夏のクラスの前だった




(?)
「────体育祭のリザルトによっちゃヒーロー科編入も検討してくれるんだって

その逆もまた然りらしいよ...

敵情視察?少なくとも俺は調子乗ってっと足元ゴッソリ掬っちゃうぞっつ──宣戦布告しに来たつもり」



彩夏はA組の前に集まったヘイトのせいでA組の教室のドアから最も離れた位置にいた

にも関わらず、普通科の人の声はハッキリと聞こえている

彩夏は1人、何か決心したように両頬をパチンっと叩く

その音が聞こえていた周りの人々が
大丈夫?何事?などと彩夏を心配する

彩夏はその言葉をのらりくらりと躱しながらA組のドアの方へとずんずんと進んでいく

ドアの所へたどり着いた時には爆豪はもう帰った後だった

(上鳴)
「あり?彩夏じゃん!!大丈夫かよお前!!」

上鳴が見つけた瞬間彩夏の方へと飛んできた

(彩夏)
「あー大丈夫タイジョウブ」

(切島)
「おい何か片言だぞ...って!彩夏顔!」

切島が目ざとく彩夏の真っ赤な両頬を見つけた

(彩夏)
「これは...あれだよ


戒め的な?」

彩夏はこれ以上追求されないよう、自分の席へと向かい帰る準備を始めた


(上鳴·切島)
「はぁぁ?」

(彩夏)
「相変わらず君たち仲良いねぇ」

(切島)
「彩夏!!話を!」

(上鳴)
「そらすなぁぁぁぁ!!」


やっぱり君たち仲良いでしょ、と彩夏がはにかみながら2人に伝える




教室に残っていた他のクラスメイトも今のやり取りを聞いて笑った

笑い声が教室にいつまでも響いていた




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