第1章 生きて。
ドクターが余命を告げてきたのは一週間前。
心臓が弱り、疲れ果てていて時期に止まるらしい。
ざっと数えてあと2週間だと。
そしてその1週間はとうに終わった。
ドクターはきっと他の人には言っていないのだろう。
周りもいつもと変わらない。
きっと原因は私だ。
ドクターに取り憑いて5年はとうに越し、もうすぐで10年目だ。
あたしの見た目は変わらない。
幼き頃のドクターと少し変わった姿。
ドクター自身は髪が伸び、アシメはとうに辞めている。
しかし横髪のダブル三つ編みは変わらないでそこにいる。
きっと私と同じだからだ。
今では目の前で長くて綺麗な髪が揺れている。
太陽の光に反射してキラキラとしている。
あぁこんな彼女を見れるのがあと何回だろうか。
ドクター「!闇ちゃん?どうかした?」
闇ドクター「どうもしてないよ」
闇ドクター「ただ綺麗だなーって」
ドクター「あぁ、この薬品色綺麗だよね!」
相変わらず鈍いのは変わっていない。
まぁ、恥ずかしいからそうってことにしとこう的な。