好きになってもいいですか。~声優さんと恋をしよう~
第3章 同居
(━━━ん……なんだろう、フワフワする…
……いい匂い…わたあめ……
わたあめみたい……)
『ふふ…ふふふ…』
「……この子、どんな夢見てんだ?笑」
「さあね」
「…よ~く見ると、なかなかの美人だよな、梶くん」
「下野さん変態」
「え、ひどい!泣」
「てか、下野さん変わってくんない?たとえ女の子で軽くても、おぶってると腰痛くなってくるんだけど…」
「俺の家まで一旦運ぶ、って言ったの君でしょ~?男なんだから、ちゃんと最後までやり遂げなさい!」
「……確かに、よく見ると整った顔してるなこの子」
「え、スルー?」
「うるさい、黙って」
「なんか最近いじりが酷くなってきてる…俺の方が年上なのに…」
「はいはい、着きましたよー」