第35章 珍しく言ってる事が?と､幸せな日

　翔side

　洋輝くんが、 思ったよりも全然元気に友達との面白エピソード話してくれて

　翔『昨日の悲しみって……』

　カズ『けど、いつか本当の喧嘩も経験するだろうから…… でも不用意な一言で、子供の捉え方が変わる事もあるんだよな……』


　相変わらず難しいこと言う二宮さん……

　担任の先生だけじゃない私達も……


　カズ『大人もさ、世の中の人間全ての人が一言で傷付けられたり、また人を傷付けたりして生きてくんだろうね？』


　凄い……　私も良くその事思うけど……


　カズ「だから言っただろ？　溜め込むなって。俺みたいに何でもバーっていうのもどうかと思うけど……　翔ちゃんは言わなすぎ!　俺みたいに思った事言え？」


　やっぱり……　卑怯だ……


（それより……　二宮さんの視線感じるんだけど……　私って……　自意識過剰なイヤな女？）

　カズ「イヤ……　俺見てるし」

　翔「へ?」

　カズ「口に出てた……　（笑）」


　恥ずかしすぎる!　もう自分が嫌!