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Sapphire〈小悪魔系男子にご注意asobase?〉

第2章 オマエばか?


 翔side

 2018.2

 結構な雪が降るある日

(さっむい~も~発売日勘違いって……)

 この雪の中……自分で自分が信じれない! 

 大好きな本……予約出来ず、発売日勘違い、売れ切れ……は無しとしても……今日欲しい! ……割りに学校帰りに買わず帰る。

 よって大雪の中買いに……

 バカすぎる……

 春から高校3年生、1歳上の姉は奨学金制度を利用して美術系の大学に……フランスの。

 9月から。

 もし私が……私も大学に行きたいって言ったら許してもらえるんだろうか? 


 あ~ツイテない……本が手に入らない運命なんだ……

 本屋の店の中、四人の女子……同級生が……

 イヤな予感……

 でも……私らしい……か

 ビ──ィ

 渡された手の中の物……視界の方隅同級生達のニヤケた顔……悪意のある

 お店から店員が出て来て……



(男性)「オマエばか?」

 全く違う所……後ろから聞こえた男性の声……

 翔「ば……か?」

(男性)「ばかはバカだろうよ!?!」

 若干キレ気味に軽ーく怒鳴られたし! 

 何で? 

 翔「アナタにそこまで言われる筋合いありません!」

(男性)「この後アンタ達もいいかな?」

 ①②③④「大丈夫でーす」

 成る程……若い男だから……媚び売る感じ? いつも すごい性格悪いくせにさ……

 私ナゼか凄く冷静だ……

 四人組は男性を失礼な位見ながらキャーキャー……

 うるさいなァ。

 男性は本屋の店の人と話した後、どこかに電話を掛ている……

 父は…… いいとしてお姉ちゃんに迷惑が掛かるんじゃ?

 って考えたら少しだけ恐怖を感じたんだけど、何か違和感……

 お店の人は怒ってる様子も焦ってる感じにも見えないし……何か男性の表情に……何てんだろ? 苦しそうな辛そうな表情に見えるのは……

 私だけ? 














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