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Sapphire〈小悪魔系男子にご注意asobase?〉

第63章 良かったね。素敵な人に思われて


 そう言われて気付いたの

 茉莉ちゃんの話を聞くはずが……私の話をしちゃうなんて……


 私ってホントおバカ


 茉莉「気にしなくていいからね。私も素直になる。私の両親も翔ちゃんのトコと同じ離婚したの。だからね人を好きになる。とか、そういう感情を抱くのが怖かった……好きになっても人の気持ちは変わってしまうから…… 自分がっていうより相手が。例えば私を好きになってくれて……けど嫌いになる日が来るとしたら……そんな事ばっか考えて……」

 翔「うん……」

 茉莉「孝次くんが私に思いをぶつけて来てくれた事本当はすごく嬉しくて。けど彼の事『二つ年下のくせに生意気』とか、からかったり。いなしたり。ずっとはぐらかしてきたの。でもねなぜか、無性に苦しくなって泣いたりしている場面とか……そんなトコばっかり孝次くんに見られちゃうの。そんな姿見せられるの孝次くんだけだなって……年下だから高校1年だから。そんなの関係ない。私の方がずっと子供なの。彼は広い心でいつも私を包み込んでくれてるの。だから私も素直に思いをぶつける『好きです』って……」

 そう言うと茉莉ちゃん

 顔を覆って静かに涙を


 翔「茉莉ちゃん頑張れ! 孝次くんは本当に優しい男の子だもん……茉莉ちゃん。良かったね。あんな素敵な人に思われて……」

 茉莉「翔ちゃんこそ良かったね。二宮さんみたいな素敵な人に思われて……」


 うん。ホントそうなんだけど……


 翔「茉莉ちゃんの負けず嫌い! (笑)」





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