Sapphire〈小悪魔系男子にご注意asobase?〉
第59章 もう1つの夢②
《言ってる事が分かんなくなってきちゃった。二宮さんに通じてるのかな?》
(通じてますよ(^_^))
カズ「翔ちゃん、その癖さ俺の前だけにしてね?」
翔「癖?」
カズ「翔ちゃん的には心の中で呟いた事なんだろうけど、考え事が過ぎるとか、集中した時に口に出しちゃってるの(笑)。それが翔ちゃんの癖」
翔「私、自分の思いを消化したい時にきっと吐き出す為に声出す癖が…… 自分でもなんとなく気づいてたんですけど…… おまけに話を脱線させましたね。ゴメンなさい」
覚悟のためか……
ちっちゃく深呼吸を繰り返してる翔ちゃんその緊張が俺にも
二人して同じように深呼吸をしてるの
翔「私、孝次くんに好きな人は『いないかな』って答えましたよね? 私、何だか恥ずかしいと思っちゃって。それに確信も持ててなかったし。二宮さんの告白を聞いて私はとても嬉しいと思いました。違う…… また前後してゴメンなさい。 ここの所ずっと思ってました。私の気持ちは好きな人が『いない』ではなくて好きな人は『いるかな』です」
俺は嬉しくて何も言えなかっただけなのに
翔「二宮さん、私上手に伝えられなくてゴメンなさい。あの……」
泣かせちゃったね翔ちゃん……
カズ「違うよ翔ちゃん」