Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N
第43章 センセ皆にはナイショね?
翔side
『しゃーじゅんくん班』も気になる訳で……
私と珠ちゃんが抜けてそんな……
二宮さん、相葉さん恨めしそうに見ないで下さい!
潤「解りやす! 翔ちゃん、珠稀ちゃんカズ、相葉さんを宜しくね!」
(……何で?)
珠稀「信じていいですか?」
潤「相葉さんは……珠稀ちゃんが気が付いてる筈。翔ちゃん俺からは……だけどカズは……二人共頑張って!」
頑張れって……大野さんは、気を利かせて『かじゅまぁくん班』に……
楽しもう。皆がまた飛んで来ちゃう……
翔「わースゴい真っ黒」
知抄「パスタに入れると美味しいって……」
うん。そうなんですけどね……
颯汰くん奏汰くん気合いが一心不乱にパン捏ねて。鈴奈ちゃんは汚れ物洗ってる。終わって『かじゅまぁくん班』の洗い物をしに……知抄ちゃんが積極的に具材を切ってる。本当良い子達だね……なのに何で……
萌ちゃんは? あ!
翔「萌ちゃんゴメンね! 後ろにいるから……どうしたの? 萌ちゃん? お父さんと何かあった?」
萌「翔センセ。パパに『希望は?』って『叶えるから考えて』って『考えた事』言っていいかな?」
翔「萌ちゃん、お父さん嬉しいと思うよ? 何でも話してくれるの」
萌「うん! もう決めてあるの! 翔センセ皆にはナイショね!」
え? 内緒? 何をお願いするの?
萌ちゃん? 私飛んでもない事言ったんじゃ……
アハハハハ!
気が付くと皆一緒に集まって大笑いしている……
私も! 一人は嫌! 妙な焦燥感に教われて輪に入ると
アハハ!
翔「可愛い!」
カズ「必死だから口を尖らせてるのヤバイ可愛さだよね(笑)」
霧が晴れた様に表情の明るくなった萌ちゃん
対照的に元気の無い知抄ちゃん……
間違ったらまたやり直そう
萌ちゃん見て思ったけど
知抄ちゃんにとっては……
この時期か……辛いね知抄ちゃん
カズ「また話しよ? 翔ちゃん」
小声で二宮さん
本当良く物事見てる人だ