Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N
第37章 パンドラの箱
(え?)
目が合った? ダメ動揺しちゃ
子供達が不安がるから……で必ず……
颯汰「翔ちゃん? なんかあった?」
奏汰「珠ちゃん? 大丈夫?」
ホラ
翔「あ! 二宮さんがお話ししますって!」
もう……この兄弟は……
丁度二宮さんが話し始めて……二人の意識が逸れたみたい
翔「珠ちゃんは……人の熱気にやられた? 相葉さんが心配そうに見てるね……」
珠稀「翔ちゃんワザワザ話を戻して……二宮さんも見てる大野さんか松本さんと……何かあった?」
やはり……過去は一生。決別したくて……急に動き始めた事とか……戸惑い懸念していたのに……
逃げられないんだね……開いたパンドラの箱閉まったままで良かったのにな……
二宮さんの心配そうな視線に、もう一人の視線……
私は貴方の
カズ『待ってて』
とか困るの……
大きなうねりが押し寄せて来る予感に逃げ出したい……
心が痛いよ……