Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N
第37章 パンドラの箱
翔side
ほんの少し前迄は、私も楽しみにしていた
tablemannerきちんと習うの初めて……とか
子供達の可愛い過ぎる自己紹介……
最高に楽しい筈のシチュエーションだったのに……
那緒「しょーちゃ?」
翔「へ?」
呼ばれて付と我に返ると
翔「那緒ちゃん……」
那緒「これちて?」
二宮さん達からのバンダナ……
翔「那緒ちゃんの好きな黄色だね!」
頭にバンダナを。エプロンも着けてあげると、ニコリって
それだけで、心はかなり浮上して。きっとあの人も気が付いてるよね? でも、私がリアクション起こさなければ……
気付かない振りしてれば……
翔「皆、いいのよ? お兄さん達に着けて貰いたいのね? お願いしますしてからよ。ね?」
何か言いたげに見つめて来る子供達に
子供達「お願いしまーす!」
珠稀「担当さん決まったみたいね? 翔ちゃん大丈夫?」
翔「……面白いね」
質問スルーして皆を観察
那緒ちゃん。瑠璃ちゃん。健ちゃんは相葉さん
凛ちゃん。愛実ちゃん。拓くん。玲くんは二宮さん
大野さんの所では知抄ちゃん。萌ちゃん。鈴奈ちゃんがお話し中
松本さんの所には奏汰くんと颯汰くん
後で、女の子中学組は
鈴奈.萌.知抄「智くん優しかったの! (潤くんは恥ずかしいもん)」
と。男の子高校組いわく
颯汰.奏汰「潤さんはカッツコイイから!」