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Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N

第27章 信じて待つ子供…希望の無い約束は…


 何か丸め込まれた

 まあ ……私が二宮さんに口で勝てるわけないけど……


 二宮さん、何か凄い声が弾んでた。良い事でもあったのかな? 


 だといいけど……


(木)PM18:30 月1定例会議

 施設長 「昨日、愛実ちゃんとお話ししました。一昨日の事が楽しかったらしく、思いのほか明るかったですが。『内緒!』という事なので詳しくは聞いてません。前後しましたが、そのお話の前に、心理療法士の中津さんと共に学校の事話しました。『出来れば学校には行きたくない』という話でした」

 ──ー

 昨日水曜確かに電話掛かって来て

 カズ『マナミちゃんの事はどうなった?』

 翔『今日、施設長と話を。明日の定例会議で施設長から、幾つかの案の提案と報告があるそうです』


 って答えたら


 カズ『何か、電話だと緊張するみたいだから。今度からmailするね』


 翌木曜日仕事昼休憩本当にmailが


《フリースクール?》


<色々な事情で、学校に通えない子とか受け入れてくれる学校です。昨日施設長から提案がありました。愛実ちゃんに確認してみるそうです>


 仕事上がって携帯をチェックすると、再びmailが


《しつこくゴメンねどうなった?》

<通ってみたいと。夏休み終わる迄お休みを。幸いこの地域に、評判の良いフリースクールがあるので、色々とこれから資料とか見学に。情報を調べて愛実ちゃんが望む事叶えてやりたい。って職員皆で思ってるんです>

《良かった》

<二宮さん大丈夫なんですか? mailとかありがたいんですけど……お家の方は?>


 だって二宮さんは……







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