第27章 信じて待つ子供…希望の無い約束は…

　翔side

　6/12（水）PM18:00過ぎ……

　翔「あ、mail……へ？」


　仕事終わり、携帯をチェックしながら部屋着に

　動作を止めて携帯を凝縮……


　二宮さんからのmail……こちらからmailしたけども……


　ー回想ー

　昨日火曜日

　愛実『カズくん、雅紀くん……私にパンの作り方教えてくれますか？』

　カズ.雅紀『OK!!　マナミちゃん!』


　凛『カズくんニンジンすき？　リン、だいきらいなの』

　カズ『好き……ん～嫌い？　どっちでもないな～リンちゃんは嫌いか～よしカズくん考えてみるね!』


　──


＜二宮さん、お休みの日に御免なさい。昨日はありがとうございました。色々感謝しています。愛実ちゃん、凛ちゃんと約束されていましたが、子供達は特に……小さい子は信じて待つ……お気持ちは嬉しいです。どうか希望の無い約束は……本当すみません御免なさい。失礼致します＞


　面と向かっては言えそうに無くて……mailに

《ありがとう後で電話するね》

　嘘､どうしよう……


　ートｳルルルー

　翔「……はい」

　カズ『翔ちゃんこんばんわー』

　翔「今晩は……」

　カズ『mailありがとう。翔ちゃん嘘じゃ無いから。施設長さんからOK頂いたからさ、また園に遊びに行くから!