Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N
第21章 玲くん…は立派な紳士よ 担任の罪①
翔side
相葉さんの言葉に珠ちゃん頷いて。そうだよね? 珠ちゃんだって…… 珠ちゃんの方が辛いかな。私は親との関係が気薄だったから環境が辛いとかは余り…… むしろあの時の方が…… 大人から受ける仕打ち、珠ちゃんや愛実ちゃんの方が辛いよね。話すべき話じゃないと分かってるけど、私達は誰かに縋りたくて…… じゃないと立ってられなくて…… 二宮さんが優しく微笑んでくれたから……
翔「今日、施設長小学校へ話し会いに行ってるんです。月曜日本当あり得ない事が起きて……」
ー回想ー
昨日月曜PM18:30私と珠ちゃんは(仕事終わり)二人で過ごしていた
ーコンコンー
部屋のドアをノックする音。開けると
翔『はい? 愛実ちゃん? どうしたの? 泣いてるの? いらっしゃい。お話ししようか?』
玲『翔先生? 俺も一緒にいい?』
翔『玲くん?』
珠稀『どうぞ。私もいい?』
玲『うん。最初は翔先生と、珠稀先生に。チョー先生にも話すけど』
珠稀『夕食後だからお茶でごめんね』
翔『愛実ちゃん大丈夫? そんなに泣くと目が痛くなっちゃうよ? はい、タオル冷たかったら言って? ちょっと目に当ててみよう』
玲『マナ? 頑張れる?』
翔.珠稀『な? 何これ?』
私は思わず愛実ちゃんを抱き締めたの
《あなたが色々されるのはあなたにも責任あるんじゃないですか?》