Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N
第19章 録音された証拠それぞれの温度差
珠ちゃん……
二宮さんは大きく溜め息つくと
カナ『~もう1つ、カズに近付いてどういうおつもりかしら?』
翔『……いえ、私そんなつもりは……』
カナ『はっきりしない子ね!? まあいいわ頼むから1日も早く辞めてくださらない? じゃないとどういう事になるか分かってるわね?』
(……)
カズ「……すみませんでした。……ウチのが迷惑掛けました。先週の金曜日俺に呼ばれていた翔ちゃんは、申し送り事項ノートに記す時間が無いだろう……という事で相葉さんが書いてくれてた時『ノート!』とそしてさっきの言葉書いて、翔ちゃんに見せて脅しまがいの事……俺は自分で『ノートは必ずその日のうちに見る事!』って皆と約束したのに……次の段取りに気を取られてその日は見ませんでした。本当に御免なさい」
雅紀「俺からもいいですか? 雰囲気的に……悪いかなと思いつつ録らせて頂いたんです。カナさんはノートもきっと後で見つかるって分かっているから、まだスペースあるのにそのページに書いたんだと。俺、そのページだけ切り取って。カズもその為に気付かなかったんだと思います」
カズ「相葉さんありがとう。庇ってくれて……どんな理由があろうと俺のミスだから……本当にすみませんでした」
言っている言葉も気持ちも伝わったんだけど……3人との温度差があるのは何なんだろう?
珠ちゃんの〈覚悟〉に〈そうですね〉と答える二宮さん。相葉さんは〈前に進むため〉
……私には……二宮さんと奥様の事……は
謝られても困るもの
自分の夫を疑う……
結婚て何?