Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N
第13章 瑠璃ちゃんと先生
翔side
二宮さんは凄い人だ。私が話易いように、何を感じたのか? を気が付くよう話を聞いて導いて下さる人だ
翔「瑠璃ちゃんが生まれた直後、交通事故でお父さんが……お母さんはショックから母乳があまり出なくなって、実家に二人で戻ったけど、お祖父様お祖母さまが二人をて見られてたんです。施設長が『瑠璃ちゃんは粉ミルクもその頃から苦手で、米の磨ぎ汁とか液状にしたヨーグルトで……頑張って。けどお母さんの状態は回復しなくて……2才の時瑠璃ちゃんは施設に来てくれました。説明しましたし、お昼ヨーグルト持参の許可も……周りの父兄にもに何か言われ無い様に……入園した時、違う物持たせる話をして了承も頂いたはずって……』」
その時は、とにかくやるせなさ、悲しさ、怒り等で入ってこなかった担任の話、二宮さんと話しているうちに瑠璃ちゃんの言葉を思いだしてストンと胸の支えが、わだかまりが消えた気がしたの
カズ「担任の先生は何て?」
翔「『瑠璃ちゃんは翔先生達とお約束してる事ある?』って『しょうちゃんね、おともだちとなかよくって……ぇっと』『大事なお約束ね? 万知子先生もね園長先生達とお約束してるの』『まち、ちゃんも?』『えぇ、先生ね瑠璃ちゃんが保育園に来てくれた少し前に保育園に来てね(瑠璃ちゃん3月生まれ施設に来た半年後の9月2才半年の時保育園入園)他の先生に教えて貰って、少し前から瑠璃ちゃんとお友達の先生になって、牛乳嫌いなの教えて貰ってたのに……瑠璃ちゃんも皆と遊んだりして欲しくてお約束を忘れて、先生どうしたら良いの? って分からなくなって。瑠璃ちゃんが、うえ、ってなった時、洋子先生《副担任》にダメっ! てゴメンなさい、瑠璃ちゃん……』