Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N
第111章 仲直りの方法教えて?
カズside
カズ『俺との時間を楽しんで下さいませんか?』
って言ったのは俺
けど、園の子供達に
翔『『あれ買おう!』『これ買おうか?』』
って言っている翔ちゃんは可愛いしさ、風邪気味で調子の悪い凛ちゃんを想う翔ちゃん、流石だね! って思うし
そんな翔ちゃんを見て、表情が緩んじゃうのって仕方ないと思うんだよね?
でも、翔ちゃんからすれば
カズ『俺との時間を楽しんで下さいませんか?』
って。言われた事が出来て無い
とかさ、色々考えちゃったんだろうし
カズ『俺の萌えポイント』
って、弄っちゃうとか…… ホント俺ってバカだ……
翔ちゃんの
翔『キャパを超えちゃったんだ…… 初デートと、FirstKissとか…… もうダメ』
なのに俺…… ツイちょっと弾んだ声出しちゃって
遂には
翔『消えて無くなりたい……』
ナンテ
翔ちゃんに言わせちゃって……
-園に帰宅-
カズ「翔ちゃん、車を置いて来るからさ、先に戻ってて。ゴメンね。なんかせっかくの休み疲れさせたんじゃない? 俺」
翔「大丈夫ですよ? 二宮さん。私『もう少しキチンと! 休みは休みと割り切って休みなさい! 命令です! 次の休みは連休です!』って、チョー先生に怒られまして…… 明日もお休みですから。それに…… 私の言った事は、気にしないで下さいね?」
カズ「ソレなら良かったけど……」
チョー先生感謝ですよ
翔ちゃんは、頑張り屋さんだら。時に休みを返上しちゃってさ、子供達の為にって……
頑張り過ぎちゃう子なの
車を駐車場に置いて園に戻りながら、あんな風にさ、テンション高めの翔ちゃんが却って心配で……
園に戻れば案の定…… 何か言いたげな子供達が勢ぞろいだし
翔ちゃんは、真っ先に凛ちゃんの所へ行って
翔「凛ちゃん? 起きて大丈夫なの?」
凛「うん! センセにみてもらったらよくなったの!」
拓「凛、中津センセの言い付けきちんと守ったし、薬が効いたみたいで」
翔「良かった……」