Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N
第104章 先生をお願い(おねがい)します(しゅ)
カズside
翔「カ…… カズさん」
カズ「あぁ…… 効いた」
はい。ワタクシが
カズ『名前で呼んで』
って頼みましたよ
好きな女の子からの、名前呼びがこんなにも幸せ……
二宮和也.和也.カズ
自分の名前なんて、人と間違わない為、便宜上あるものだ
とかさ、超ひねくれた考えていたのに
あれ? 翔ちゃん?
ツイ余韻に浸って…… 目を閉じて…… ナンテやってて
ヤベ! 翔ちゃんキット恥ずかしくて、何も言わないんだと思って翔ちゃんを見ると
クスっ思わず笑っちゃったよ…… 俺
コックリコックリ……
って表現がピッタリ。眠気には抗えなかったのか船を漕いでて
カズ「翔ちゃん、可愛い過ぎでしょ? マジで(^_^)」
今日は夜勤明けだったんだもんね?
俺は、携帯でチョー先生に、状況説明して
カズ「ベッドに寝かせたらすぐに退出します」
って約束して、翔ちゃんの部屋に入る事を許可して貰ったんだけど
談話室出た瞬間、予想通りと言うか…… 子供達のジトっと…… 俺を睨んでくる瞳.瞳.瞳
オマケに翔ちゃんは眠っていて、俺がお姫様抱っこしている状況で(内心嬉しくてしょうがないんだけど)
カズ「心配すんな。疲れて眠っちゃっただけだから。それに、カズくん翔ちゃんに『大好きです』って伝えたから。約束する。キミ達の大好きな『翔ちゃん先生を俺は一生涯守り抜く』だから認めてください!」
そう言って頭を下げると、何やらコソコソと皆で耳打ちを
颯汰「セーノ!」
子供達「翔ちゃん(しょーちゃ)を、お願い(おねがい)します(しゅ)」
カズ「約束する」
もう少しで、健ちゃんと、萌ちゃんの迎えが来るって言うし
見送ってあげようかなって…… 翔ちゃんには悪いけど、ちょっとソファーに寝かせてあげて
ちなみに、最近ではハッキリ言って、俺達と言うか、俺よりも前を行っている相葉さんも、デートに行く前
雅紀『珠稀ちゃんを幸せにするから、認めて下さい』
と、言ったらしい……