Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N
第103章 名前を呼んで?敬語も無しね?
翔side
カズ『翔ちゃん大好き。愛しています。翔ちゃん、この先の人生俺と…… 共に歩んで下さいませんか?』
女の子にとって、好きな人からこんなに素敵な嬉しい言葉を言われたら
確かに二宮さんは…… そう言って下さったんだよね? 現実なのか夢なのか……
本当なのか嘘なのか……
二宮さんの瞳を見て、その真摯な瞳に見つめられて
確かにに伝わって来たのに…… 想いが
なのに半信半疑で、訳分からない感情でグチャグチャで
けど、私も想いを二宮さんに伝えなくちゃ
翔『はい。宜しくお願いします』
カズ『翔ちゃん…… 俺の事…… 名前呼びから始めませんか……?』
他の人からしたら、何でそんな事が? って思うかもしれないけど、私にとっては…… 凄い勇気を出して『宜しくお願いします』って伝えたのに!
翔「名前呼び?」
カズ「うん! (ニコッ)」
イヤ…… あの…… ニコッってされてもですね
翔「だめ…… ムリ……」
カズ「何でよ?」
翔「恥ずかしいです……」
カズ「恥ずかしいって…… 恋人同士だよ?」
翔「恋…… 人?」
カズ「こら! 翔ちゃん! もう1つ敬語も無しね?」
パチっ!
ウィンク飛ばしながらっ!
翔「な、尚更ムリです!」
カズ「もう! 名字や敬語使ったら…… 子供達の前でKissね?」
翔「どういう理屈ですか!?」
告白…… して下さった時は
二宮さんも緊張している様に見えたのに……
安心感の中に、少しのドキドキが混じってるけど、心地良かった
二宮さんの隣…… けど急に苦しくなって来ちゃって……
ドキドキしてるのかなって…… 二宮さんも。違ったのかな? そうだよね?
二宮さんと私じゃ、恋愛の経験値が違い過ぎるもの……
さっきまで余裕が無いのかな? って思ってたのに…… こんな時にからかって……
あ……!