Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N
第99章 私… 恋人になりたい
ー談話室ー
翔「私も、珠ちゃんも、颯汰くん、奏汰くんに頼っている部分があって。いつも励ましてくれて…… それを見ていた鈴奈ちゃんと、知抄ちゃんは切なくて、苦しかったと思うんです……」
カズ「翔ちゃん。深刻に取らなくて大丈夫だよ。颯汰と奏汰の奴、鈴奈ちゃんと、知抄ちゃんにさ、告白とともにKissしたんだって。そしたら 『FirstKissなのに!』って叫ばれて(笑)。今日は、ずっとその事でワチャワチャと揉めて ……戯れてるから心配ないよ(笑)」
二宮さん? なんか凄く嬉しそうな顔に見えるのはナゼ(笑)?
そして…… そんなさん二宮さんを見て嬉しいって思っちゃってる私って……
翔「二宮さん? なんだかとっても嬉しそうに見えるのは…… 私の勘違いですか?」
カズ「んにゃ正解! 大切なFirstKissを…… 颯汰と奏汰の奴さ、『ヤキモチ焼いた罰ね!』って言って…… というシチュエーションだったらしくてさ。姫君達は『ムードがない! 訳分かんない事言われながらなんて! ヒドイ!』って(笑)」
翔「それは…… ショック受けますよね? 可愛いヤキモチ。お互いがお互いを、思ってですもんね?」
カズ「そうだね……」
さっき迄笑ってたのに…… 今は真面目なトーンで返してくれた二宮さん
(けど…… 颯汰くん、奏多くん、鈴奈ちゃん、知抄ちゃんの気持ち…… 分かるな……)
二宮さんは…… 園の仕事をベースにしてはいるけれど、様々な媒体からのオファーがあって
この前だって…… OLさん達のテーブルマナーを……
二宮さんが他の人と? ……
イヤだ ……私…… 恋人になりたい