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Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N

第10章 前に進む為には良いと思うよ! 


 ディナー迄時間あるし、翔ちゃんにもう少し話いい? と聞くと、少し瞳を揺らしながら

 翔「はい」

 と、他の皆に悪いと断ると『大丈夫です!』の返事……『困ります!』とかないの? 俺リーダーとして頼りない? 今度確かめよ事務室に来て貰って

 カズ「時間大丈夫? 無理して無い? 何かあった?」

 もう、ここの仕事と本来の仕事、体調の事、諸々ゴッチャに聞いちゃってさ、不安や焦燥感色々……だったのかな? 

 翔「二宮さん、子供達の発想力、想像力色々な考え方面白いですよね?」

 児童指導員をしている翔ちゃん。初めてだこんな長く話したり……話してくれたの……

 だからかな? 俺も素直に自分の事話せたのかも……

 翔「……で、園に帰っていつも大人しい愛実ちゃんが『お腹痛くて早くおトイレ行きたかったのよ?』って最高ですよね?」

 ヒーローショーでの事が引っ掛かっているタケくんに、そう答えたマナミちゃん。理由が『学校で先生の話さ長くて……その時だけは力が、大きな声でるの』だそう

 翔「『いつもすぐまけるのに……カジバのばか力? そっかあ!』って健ちゃん素直に……『目立ちたいんだろ』って色々理解し初めてる玲くん『夢をこわすなよ』って言ってた拓くん『えー腹いたぁ? 頭いただよー』『頭痛じゃ早く動けないし』『腹痛もダメじゃん?』颯汰くんに奏汰くんが返して……」

 タケくんにとってのいつもの事が、いつもと違って混乱してるのを

 翔「……大人はだいたいの理由を決め付けてしまいがちなのに……子供同士はあたかもそれが正解? イヤ違う! こうでしょ? みたいに盛り上がったんですよ!』

 って笑顔の中に後悔の表情を滲ませて

 カズ「俺は『目立ちたいんだろ』って言う子供だったな。で相葉さんは『ねえ、ブルー可哀想』って泣くタイプ』

 翔ちゃんに俺の話を聞いて欲しくて

 そしたら他の事も話易いでしょ? 

















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