Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N
第66章 じゃあさ、お友達から始めようか?
カズside
カズ「翔ちゃん、借りてきた子猫みたいに縮こまらないでよ(笑)」
翔「無理です! ハードルの高い…… それに……」
『話をしよう』
と言って呼ばれた先が
男の家、翔ちゃんの性格だったら……
仕方ないか……
カズ「このマンションで住み始めたの、1ヶ月半前だよ」
不安と、何故このマンションに呼んだの?
ていう不満の表情だった翔ちゃん
ハッとした表情になって、次の瞬間頬を紅く染めて
翔「二宮さんみたいに、少ない情報で物事の本質、相手の言いたい事を理解出来る人間は稀なんです」
カズ「うん。俺の悪い所…… ゆっくり話し合うにはどこがいいか? って考えて。新しくスタートするなら? …… 新しいスタートの場所に最初に来て欲しい人は? って考えてたのよ…… で翔ちゃんに来て欲しい! ってなって…… きちんと答えるから。疑問に思ってる事、何でも俺に聞いて? 答えてくから」