Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N
第64章 鈴奈ちゃんを皆が慕っている証拠だよ
翔side
遊戯室で二宮さんも加わって遊んでいるのを眺めながら……良いのかな? でも……げ……拓くん
拓「翔ちゃん! コラ無視すんなよ!」
翔「したくなります! 貴方達みたいな鋭い子達! どうせろくな事言いに来たんじゃないもん!」
拓「酷ーな! チョー先生がお許しになった。カズくんに皆が色々話す事。今まだ分かんないけど……そこに何か答えがあるんだよね?」
やっぱり……拓くんも感じてるんだ……
中学生だけど、入った日が違うから
拓「時々あいつらの絆中に入れない!」
と、こぼす事もあって
彼は年長グループと年少グループの橋渡し役を担うように……それも自然と
二宮さん……私の隣に……ソファーセットに腰をおろすと
カズ「何か歓迎されてないね俺? (苦笑)拓くんどうした?」
翔「で……彼は橋渡しの役割を。颯汰くんが全体を纏めて、拓くんは年少グループの子達から慕われてて。凛ちゃんの事もあるからかもしれないけど特に年少グループの方を気に掛けてて……」
カズ「なるほど! しかし鋭い! お察しの通り決まったらね? 萌ちゃんさ、自分がお父さん所に行けば? って考えて。知抄ちゃんもかな? ……と思ってたら、鈴奈ちゃんがさっき、俺のとこ来て『優しすぎるの、萌は軽い気持ちでサプライズって言ったんじゃなくて『皆と会いたい』思いで……自身と知抄、私の気持ちまで考えて……でも私どうしても色々と索を……後で後悔するのに……イヤな奴なの……』って……知抄ちゃん、自分は『天の邪鬼』って『萌ちゃんは俺と似ているね? 強がりな女の子可愛いよ! 男の天の邪鬼はダメだけどね?』俺みたいに(笑)。って返して。鈴奈ちゃん自分は『策士』だって。俺とは違う(笑)『二人が鈴奈ちゃんを慕っている証拠! 真剣に相手の事を考えたなら索じゃない、互いに良い方向に向かう様に考えたんだからね?』と返して……知抄ちゃんは、人の顔色を見る『主体性』がって……翔ちゃん!」
翔「ハイ!」