Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N
第63章 オイオイ萌ちゃん又デカイ爆弾落として…
リビングの光景
(……羨ましいぞ健ちゃん)
翔ちゃんの『大丈夫よ』の笑顔で、安心した子供達
存在を確かめるように……彼らにとって、翔ちゃん、珠稀ちゃんはお母さんであり、お姉さんで……
と頭の中で分かってるけど……
見せ付けてるだろ? 膝の上座るとかさ……
萌「カズくん仕方がないよ。健ちゃんは翔ちゃん子だから。皆も、翔ちゃんと珠ちゃんを思って……」
カズ「相葉さんの方に群がって遊んでると? それより! 萌ちゃん聞いたよ! やるね?」
萌「皆と離れるなんて……例え奏汰くんが知抄ちゃんを好きでも……」
オイオイ萌ちゃん又デカイ爆弾落として……
萌「鈴ちゃんね。気が強そうに見えて繊細なの。鈴ちゃんが中学入学した時、その子達の親類の子も……それも一つの原因で嫌がらせとか……それで知抄ちゃんが参っちゃって。それを見て颯汰くん奏汰くんは……鈴ちゃんは持ち前のガッツで乗り切ったけど。私そういう時強がっちゃうの『大丈夫か?』って心配されて、二人みたいに『大丈夫じゃない』って言えてたら……私だけはその時に(冷静でいよ)て思っちゃって……ずっとただの幼馴染って思ってたのに……奏汰くんに優しくされる知抄ちゃん羨ましいって……」
カズ「萌ちゃんは俺に似てるね? 強がりな女の子は可愛いよ! 男の天の邪鬼はダメだけど……」