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Moonstone キミはキミだよ【Kazu.N】

第58章 かっこワルイ俺さえも


 雅紀side

 俺ね、出来れば好きな女の子にさ、恥ずかしい所なんか見せたくはなかったんだよね

 4月に出会ったゆなちゃん

 入学式の翌日から、野球部の練習を見てくれて

 カズに

 カズ『意外と相葉さん繊細だよね』

 って言われてるの


 だからね、俺だって1年の時から感じてた野球部内の微妙な空気

 そんなの言い訳にしかならないけど、中々練習に身が入らなかったりで


 その時にゆなちゃんが

 ゆな『相葉センパイ! 頑張れ!』

 って大きな声で応援してくれた時、頑張ろうと思って


 そして可愛い彼女に恋をして

 人見知りな俺が、誘い続けた女の子

 やっとデートまでこぎつけて

 なのに2日後にテストの赤点がバレて…… すげー恥ずかしくてさ


 カズいわく

 カズ『どっちもあと1,2問ずつだったよ』

 って


 ゆなちゃんも、そしてカズと彼女の大事な友達の翔ちゃん

 決して俺を馬鹿にしたりせず、ただ見守るというスタンスでいてくれた彼女

 気持ちに応ええたいなって思ったんだ


 実はデートで、お寿司を食べながら告白する前に

 ゆな『相葉センパイ…… は翔ちゃんが好きなんじゃないですか?』

 って悲しみを湛えて震える声で

 なんで? ってビックリしちゃって

 聞いたら

 ある日の練習の時に、珍しく一人でいるゆなちゃんに

 雅紀『翔ちゃんは? って聞いた』

 と


 彼女を傷つけてたんだって

 ものすごく後悔したんだ

 好きなのは……


 雅紀『キミが好きだよ』

 って伝えて











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