第50章 オマエが好き

　潤side

　カズ「は？　どこ行ったって？」

　雅紀「駅近かくのスーパー銭湯。カズはどこ行った？」

　カズ「金沢城すんげー綺麗だったぞ!」

　ゆな「翔ちゃんお城大好きだもんね」

　翔「銭湯かいいな……」

　カズ「翔ちゃん？　初デートでスーパー銭湯だよ？　ありえないでしょうよ!」

　ゆな「色々あってあたしは結構……」

　雅紀「カズお前な!　ゆなちゃんを泣かせたら……!」

　カズ「ゴメン!　つい!　お昼因みにワタシ達オムライスでしたけど、お二人は?」

　雅紀「駅中回転寿司。すげぇお洒落な!」

　翔「カズセンパイ、私お城の入場料もオムライスのお代も払ってませんけど？」

　カズ「俺が出すに決まってんでしょ!　女の子に出させるってデートでさ!」

　雅紀「あの……　カズが金出したぁ？」

　ゆな「まぁセンパイ？　ホント美味しかったですよね？　あたしもお代払ってません!」

　翔「カズセンパイは生物が苦手なの……　ね？　やっぱゆなちゃんもオカシイ？　って思うでしょ？」

　ゆな「そーよ!　まぁセンパイ代金!」

　潤「姫達。気持ちは分かるがここは男を立てるべきだ」

　カズ.雅紀「さすが松本センセ!」


（納得してないな……）


　潤「ところで。君達は今日アル物が帰ってきたと思うんだが。どうだった？」


　鞄から数枚の紙を出して来たから受け取ると

（天才……　何だかな末恐ろしい３人だ……　まさか……）