Moonstone キミはキミだよ【Kazu.N】
第47章 キミが好きです
翔side
土、日明けて中間試験
試験前、色々あった割には手応えが……
やっと解放されて
金曜の放課後、生徒会室で先輩とお話し中……
カズ「話しするには最適だろ? 他だと色々煩いから」
って…… 二宮センパイらしい
……私もFCの人に睨まれたくないしね
カズ「翔ちゃん優しいね」
翔「だって、実代さん悪くないから」
カズ「まね」
パパは、現実と向かい合う為の治療を始めたの
だから金曜日の予定が……
ゆな『翔ちゃんを思ってなきゃ、パパさんと対決したり夜中に来ると思う?』
ゆなちゃんが呼び出したから…… 相葉センパイに付いて……
来たんじゃないの?
じゃ私は? ゆなちゃんの為に動く?
カズ『貴女は貴女のまま……』
ゆな『二宮先輩、6/17日が誕生日だって!』
相葉センパイからの二宮センパイ情報がナゼカ、ゆなちゃんから私へくるの……
もっと知りたいな…… ナンテ……
カズ「翔ちゃん?」
翔「ふぇ?」
カズ「アハハハ可愛い過ぎでしょ!」
(! 恥ずかしい! 顔熱い〰)
カズ「行きたい所ってある?」
(っ! なんで? 急に?)
翔「……お城とか、長屋…… 武家屋敷に行きたいです」
カズ「渋い! でもお城いいな! 建物構造見てさ、攻略方法とか? 勉強できるかも!」
カズ『ゲームクリエイターになりたい!』
夢を語って下さった二宮先輩……
カズ「戦国大名が、城で戦って攻略するとか? 最高!」
(私は歴史が好きだから…… 二宮先輩はゲームに繋げてる! 面白い…… そうだ! 先輩の誕生日に!)
カズ「明日お城行かない?」
(唐突…… 内心ドキドキダヨ……)
翔「……行きたいです!」
カズ「ホントに?!」